梅の里便り 第12号

   梅の里便り第12号 2009.7.31

大変お待たせいたしました。

今年の夏野菜のお届けを再開いたしました。

 

前報いたしました通り、今年は4月よりの少雨でお野菜の成長が非常にゆっくりでしたが、

6月半ばより梅雨雨が降りはじめ、成長がとまっていたお野菜も順調に育ち出し、ほっとしていました。

 

そして、お届け再開のお知らせをそろそろと思っていた矢先の七夕の日の早朝、1時間に60mmに達する局地的な雨が当地方を襲い、あっという間に用水に水があふれ、うちの畑も完全に水没してしまいました。

   

(ちなみに、わがみなべ町と隣町の田辺市ではあちこちで川があふれ、土砂崩れの被害も各地で出ました。叔父の話では、古川があふれるのは30年ぶりだとのことでした。)

 

去年は畑の隣の用水の水位が夏の期間は高いままで、少しまとまった雨が降るたびに自動的に潅水するのがわかったので、今年は畝を一段高くし、もう少し大きな古川に直接排水できるように溝を2方向に切ったので、今年は大丈夫と考えていました。

 

でも、肝心の古川の方まであふれるようでは手の施しようがありませんでした。

 

とはいっても古川も小さな川なので、お昼前に雨があがったため、夕方には何事もなかったかのように水位が下がり、となりの用水も幹線河川の南部川の水位が上昇していることで取水口で水を止めているため、普段の水位よりも低くなっていました。

同じ日の夕方、上の写真と同じ場所とはとても思えないくらいでした。

 

でも、全てのお野菜が完全に水につかってしまったのは事実で、サツマイモやナスなどの下葉などはうっすらと化粧をしたように黄土色にそまってしまっていました。

 

『ちょっとお野菜へのダメージが心配ですが、あとは「自然農」のお野菜の生命力に、水ごときにへこたれない復活を期待したいと思っています。トマトもがんばれ!!』

当日のMixiの日記の言葉ですが、やはりトマトはダメになってしまいました。

それでも、今年こそなんとか大玉トマトをお届けしたいと、平地の畑が冠水した日の午後、別の畑に第2弾を植えたのですが、以来梅雨が明けずに時々のまとまった雨の日が続いたため、こちらの方も成長が芳しくありません。

露地栽培でのトマト栽培は、畑の状況をよく見て植える場所を選ぶことが大切なことを改めて認識しました。

 

さらにその数日後、別の畑に第3弾のミニトマトを植えたので、そちらはもしかしたら夏の終わりごろに少しはお届けできるかもしれません。

ぜひ皆様もそのミニトマトに声援を送っていただければ幸いですw。

 

なおほかのお野菜は、やはりそれぞれにダメージは受けたものの、なんとかへこたれずに逞しく成長してくれています。

そんな感じで逞しく育ったお野菜が、夏バテ防止の一助にでもなれば幸いです。

 

自然相手、露地栽培での自然農ゆえに、今後も思いがけないこともあるかもしれませんが、引き続き皆様においしいお野菜をお届けできるように、しっかりと頑張っていくつもりですので、どうか今後ともよろしくお願いいたします。







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